大会理念の「復興五輪」の聖火リレーが、被災地の福島県から始まった。121日かけて日本全国を回って東京の国立競技場に7月23日(開会式)に到着する。 今回の開催は、コロナウイルス感染症の広がりの中で1年間延期されてきたが、ここまでの間にいろいろな問題が発生し、女性蔑視発言で会長の交代劇や、交代した女性会長にもセクハラ・パワハラ報道がされた。五輪開催の盛り上がりに水を差す代表の資質問題などを発端として、コロナ対策などを含め聖火ランナーの辞退が続いた。一部では、今、五輪を開催することに意義があるのかと開催反対の声もある。 「復興五輪」と銘打って、復興の状況を世界中にアピールするために福島を皮切りにリレーをスタートしている。しかし、まだまだ復興に程遠い福島原発やその周辺地域があり、いまだに自宅に戻れない被災者の方が大勢居られる。 走るルートは、復興が順調に進んでいる街並みや、沿道である。本当の姿、福島の現実を見せることなく「福島はじめ、東日本震災復興五輪」をうたい文句で東京五輪が開催?される。 社会情勢から考えて見れば、本当に開催が望ましいのか私も疑問に思うところがある。日本側から中止を求めれば、想像も付かないような金額をオリンピック機構に違約金として払わなければならないから、中止をできない要件の一つであると。言われている。 コロナ感染症の完全シャットアウトはできるのか。商業ベースでなく真のスポーツの祭典であることを望むところである。 皆さまは、どう思われますか。
23日の京都新聞のエンタメ欄に、佐古忠彦監督の「生きろ 島田 叡一」の映画が紹介されている。 この記事を読んで、長い間、映画館に足を運ばなかったが、久しぶりに見たい欲望にとらわれた。 記事によると内容は、「第二次世界大戦の敗戦直前の沖縄県知事に就任された 島田 叡(あきら)氏の1945年1月沖縄に着任後の行政執行を描いている。」と報じている。 その内容を記事から私なりに解釈すると、着任後、沖縄住民のための数々の施策を実行し、特に軍が「軍官民共生共死」の命令下で「軍と行動を共にするんじゃないぞ」生き延びるんだよ」「むやみに死んじゃだめだ」という言葉で、一人でも多くの住民を救おうとした姿。 「常に住民のことを考え、住民の立場をよりどころに行動した」人物。との監督の弁が紹介されている。危機と向き合う社会のリーダー論として今こそ、胸に響く。と記事は締めくくっている。 コロナ禍で日本中が疲弊し、またきな臭い世の中になりつつある今の日本に必要な政治家に求められている真髄を見た思いがする。 国民の立場を考え、国民の命とくらしを守る政治を強く望む。とともに、人間から人間らしさを奪う、悲惨な戦争に反対し、平和な日本国を強く望む。 子どもたちに戦争の無い平和な未来を!!!